中央ヨーロッパにおけるヘギイタダニ熱治療の歴史(1981-2013)


問題意識


熱治療はどのように行われてきたのか


参照論文


中央ヨーロッパにおけるヘギイタダニ熱治療の歴史(1981-2013)
History of Varroa Heat Treatment in Central Europe (1981-2013)
https://www.tandfonline.com/doi/abs/10.1080/0005772X.2016.1204826?journalCode=tbee20


ポイント


熱治療は、ダニは殺すが、蜂には有害ではない。蜂蜜の生産が減少することもない。

■1981年のHankoのサーモキューブ

箱を20分直射日光に晒す。サーモキューブは45℃を十分上回った。

■1983年のサーモベル

ベルは温水(60-70℃)に7分漬けられ、内部の温度は45℃を上回り、95.7%のヘギイダニが死滅した。

■1986年のKamlerとPastorのサーモボックス

46℃から48℃に保つ。10分を超えるべきではない。


コメント


真夏の車に布団を入れてダニを殺すのと同じ理屈のように思える。こんなことでダニを駆除できるのなら、世界でダニ問題が生じることはないわけだが。


その他の情報


ヘギイタダニは1978年にチェコスロバキアで最初に発見された。

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