ヘギイタダニは主にミツバチの脂肪体組織を餌にしており血リンパではない
問題意識
ヘギイタダニには何を食べて育っているのか
参照論文
ヘギイタダニは主にミツバチの脂肪体組織を餌にしており血リンパではない
Varroa destructor feeds primarily on honey bee fat body tissue and not hemolymph
https://www.researchgate.net/publication/330406818_Varroa_destructor_feeds_primarily_on_honey_bee_fat_body_tissue_and_not_hemolymph
ポイント
Mites fed fat body survived longer and produced more eggs than those fed hemolymph, suggesting that fat body is integral to their diet when feeding on brood as well.
脂肪体を餌にしたダニは、血リンパを餌にしたものよりもより長く生き多くの卵を産んだ。このことは、脂肪体は幼生に餌を与えるときにもダニの食餌にとって不可欠であることを示唆している。
コメント
巣房中のヘギイタダニはミツバチのリンパ液を吸っていると言われていたが、その常識を正すものである。
その他の情報
fat body, a tissue roughly analogous to the mammalian liver.
脂肪体は概ね哺乳類の肝臓に相似する組織
These images constitute direct evidence that Varroa feed on adult worker bees and are not using them for phoresy.
これらの図は、ヘギイタダニが成虫の働き蜂を食べているのであって、便乗のためにそれらを使っているわけではない直接的な証拠である。