気管ダニ防除のための蜂群へのメントール適用の3つの方法の効果と残留レベル


問題意識


メントール治療を行うとどれだけ残留するか


参照論文


気管ダニ防除のための蜂群へのメントール適用の3つの方法の効果と残留レベル
Effectiveness and residue levels of 3 methods of menthol application to honey bee colonies for the control of tracheal mites
https://www.apidologie.org/articles/apido/pdf/1993/06/Apidologie_0044-8435_1993_24_6_ART0002.pdf


ポイント


991年の5月中旬から6月上旬にかけて21日間カナダにおいて、巣箱の底面に30gまたは60gのメントールペーストを置き、また、10gのメントールを含むプラスチックのストリップを3枚または6枚巣枠間に懸垂設置し、アカリンダニ駆除目的の治療を行った。

その結果、8月の終わりまでに感染率は1%未満まで下がった。未治療の対象群は感染率が25%のまで上昇したことから、メントールのアカリンダニに対する効果が証明された

蜂児巣枠からとられた蜂蜜のメントール含有量は、治療から21日後は、最大で9.7ppmだったが、55日後は最大で0.58ppmまで下がった。また、採蜜用巣枠から分離された蜂蜜にメントールは残留していなかった。

ミツロウへのメントールの残留は蜂蜜への残留の10倍である



コメント


蜂蜜への残留は問題ない


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